ハッとめざめる確率の難易度は早慶レベル!必要?いらない?使い方・勉強法も


この記事では『ハッとめざめる確率』(東京出版)の難易度や使い方、そしてどんな人に向いているかについて解説していきます。

筆者は実際、現役時代にこの参考書を使い、国立大学に現役合格しました。そんな私の現役時代の利用法やエピソードも交えながら紹介していきますので、是非ご覧ください。

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ハッとめざめる確率とは

・『ハッとめざめる確率』の概要

・科目:数学

・分野:確率(数学A)

・著者:安田亨

・出版社・出版年:東京出版・2014年

 

『ハッとめざめる確率』とは、数学Aの確率にフォーカスされた参考書です。

確率のみを扱っている参考書ですので、数学Aの他の範囲(集合や整数など)については取り上げられていません。

しかし、分量は288ページと普通の参考書並みであり、その内容の濃さ・丁寧さから多くの受験生に高い評価を得ています。

著者の安田亨さんは駿台や東進ハイスクールの講師を務められた後、独立して数々の入試問題の解説を作成されています。

あの旺文社の『全国入試問題正解』や月刊『大学への数学』を担当している、いわば受験数学界の重鎮です。

そのため、内容の厳密さも申し分ありません。

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ハッとめざめる確率のレベル、難易度

MARCH、早慶、東工大、難関国立大、東大・京大 レベル

 

『ハッとめざめる確率』のレベルは、MARCHや早慶から東大・京大をはじめとする難関国立大までの幅広い受験生に対応しています。

また、共通テストにおいて場合の数・確率の問題を選択する受験生にも対応している一冊です。

私のおすすめする具体的な使用法は後で詳しく記載していますが、教科書や基本的な参考書を一通り読んでみて、確率の意味や考え方がよくわからない場合や、確率を得点源にしたいという場合に非常におすすめです。

つまり、一冊目に読むというよりは、二冊目以降の確率をより深く理解したいという場合での利用がおすすめです。

一冊目に本書に取り組むと難しいと感じてしまう人が多いと思いますので、注意が必要です。

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ハッとめざめる確率は必要?いらない?

必要な人:確率を一通り勉強したけどいまいち理解できなかった人、二次試験で確率の問題が出る大学の受験生、確率をより深く理解して得点源にしたい受験生

必要ではない人:まだ確率を勉強していない人、共通テスト・二次試験で確率の問題を解く機会がない人

 

ハッとめざめる確率と合格る確率の比較。どっちがおすすめ?

『ハッとめざめる確率』と同様に、数学Aの場合の数・確率の分野で有名な参考書として『合格る確率+場合の数 (大学受験 合格る)』(文英堂)があります。

この『合格る確率+場合の数』と比べると『ハッとめざめる確率』は少しレベルが高く、応用問題も取り扱われていますので、確率をより深く学んで二次試験の対策を行いたい方には『ハッとめざめる確率』の方がおすすめです。

一方、確率の理解を深めながら標準的な問題の演習を重ねたい方や、確率・場合の数を網羅的に学習したい方には『合格る確率+場合の数』がおすすめです。

どちらも素晴らしく、評価の高い参考書であることに間違いありませんので、最終的には自分で手に取ってみて合う方を選択すればよいと思います。

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ハッとめざめる確率の使い方、勉強法

冒頭でも紹介した通り、私も実際にこの『ハッとめざめる確率』を使い、現役で国立大学に合格しました。

そんな私が現役時代にどのように『ハッとめざめる確率』を利用したのかを紹介するとともに、おすすめの使用法について解説していきます。

 

私が『ハッと目覚める確率』を利用したのは高校一年生の秋頃でした。

当時、学校で数学Aの確率を習ったばかりで、確率特有の考え方や計算法に慣れず悩んでいました。な

んとなく計算はできるけど、実際に何をしているのかわからない。

合っていると思った計算が実は間違っていることが多い。場合の数と確率の考え方の違いがよくわからない。

そんなとき、ネットの口コミ・レビューや知人の評価を参考にして『ハッとめざめる確率』に取り組みました。

 

そして本書の解説を読んだとき、頭の中の霧が晴れるようにすっきりとしたのです。

そうか、そういうことかと。

「確率ではすべての事象を区別する」とはこういうことか、「同様に確からしい」とはこういうことだったのかと、それまで曖昧にしていたことがすべて腑に落ちたのです。

それ以来、確率は数学の中でも得意分野となり、共通テスト・二次試験ともに得点源とすることができました。

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『ハッとめざめる確率』のおすすめの使い方

①教科書や基礎的な参考書で確率を一通り学習する

②『ハッとめざめる確率』の解説パートを熟読する

③青チャートや1対1対応の演習で演習を重ねる

 

そんな私がおすすめする『ハッとめざめる確率』の使用法は、「確率の考え方や計算方法を深く理解するために、二冊目以降に取り組む」です。

前述した通り、『ハッとめざめる確率』は数学の確率を学ぶ一冊目としては難易度が高く、難しいと感じる方が多いと思います。

そのため、まずは一冊、教科書や基礎的な参考書で確率分野を一通り学ぶことをおすすめします。

一冊目に取り組んだ後、おそらく大抵の人は「何となくわかったけど、ちゃんと理解はできていない」という状態になるでしょう。私もそうでした。

 

そこで、今回紹介した『ハッとめざめる確率』を読むことで確率の考え方や計算方法の理解を深めることが非常におすすめです。

本書は講義形式の解説パート以外に問題もいくつか掲載されているのですが、解説パートの理解が最重要で、問題演習は余裕があったら取り組むという認識で良いと思います。

本書を通読した後は、青チャート数学Ⅰ・Aや1対1対応の演習/数学Aなどで問題演習を重ね、理解をさらに深めることをおすすめします。

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