ソリューションとポラリスはどっちがおすすめ?塾講師がレベルや違いをレビュー


英語の学習について生徒の皆さんに尋ねた際、「長文が苦手」、「長文の問題で時間が足りなくなってしまう」という悩み事を多く聞きます。

「どのような問題集で勉強すればよいですか」や「先生はどの問題集を使ったのですか」といった質問も多く受けます。

私が受験生だった時代とは比較にならないほど、書店には多くの問題集が並んでいますが、一体どれを選ぶとより効果的なのでしょうか。

この記事では「英語長文ソリューション」(以下、文中はソリューション)と「英語長文ポラリス」(以下、文中はポラリス)という二つの問題集について、それぞれの特徴、どのような方に適しているのかなどについて、徹底的に解説していきます。

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英語長文ソリューションと英語長文ポラリスの違い

 

英語長文ソリューションの特徴まとめ

・筆者は肘井先生

・解説がとても詳しい

・文構造はすべて解説されている

・300ワードほどの文章量の長文演習ができる

・音声がついていて音読も可能

 

英語長文ポラリスの特徴まとめ

・筆者は関正夫先生

・解説自体はそこまで詳しくない

・文構造はすべて解説されている

・本格的な英語長文を演習できる

・音声がついていて音読も可能

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英語長文ソリューションの口コミ

 

共テレベルか、やややさしめの長文問題集。共通テストで平均点を目指す、英検2級を目指す層がやるとちょうど良さそうです。

 

解説の後にコラムが書いてあってそこを読むことで背景知識や面白いことが書いてあって楽しみながら勉強できました

 

とにかく解説がシンプルなのに親切で整理整頓されていて非常にわかりやすいため、学習者にとっては全問どころか全文に対して疑問を残すことなく、安心して消化しきれる内容ではないだろうか。学習者にとって痒いところに手が届くような対策本になると思います。

 

英語長文ポラリスの口コミ

 

長文をどうやっていいのか分からなかったので、まずは1からやることにしました。進めやすかったです。

 

ポラリスは良くも悪くもアッサリしてるのでかなり好きです。解説もそこまで詳しくないので、過去問に入る前の力試し的な役割ですね。文章のテーマも面白く予備知識になるのでやって良かったです。

 

本書のような過去問を使用した大学入試問題集は、実際の入試の難度や形式を知るのに大変参考になります。その上、本書は解説に全文訳とともに丁寧な構文解釈が掲載されているので、自分の理解の正誤をしっかり確認できます。

 

どちらもレベル別に分かれていて、基礎から標準、発展といった具合に進めていくことが多い印象を受けました。

仮にゴールが難関大学の方であっても、易しいレベルから取り組まれていることが多いと私は感じています。

ですので、英語長文があまり得意でない方であっても、十分力をつけていくことは可能ではないでしょうか。

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ソリューションとポラリスの難易度の比較

ともに難易度は、レベル別になっており、自分の学力に合わせて取り組めるようになっています。

難易度を並び替えると、以下の通りになります。

 

英語長文ソリューション スタンダードレベル

英語長文ポラリス 標準レベル

英語長文ソリューション ハイレベル

英語長文ポラリス 応用レベル

英語長文ソリューション トップレベル

英語長文ポラリス 発展レベル

基本的には英語長文ポラリスの方が、英語長文ソリューションよりもワンランク、難易度が高いと考えてください。

例えば標準レベルは日東駒専や共通テストよりも、少し難易度が高いイメージです。

英語長文ソリューションは難易度が少し易しいだけでなく、300ワードほどと文章量が少ないため、より解きやすく感じるでしょう。

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ソリューションに合う人、ポラリスに合う人

どちらも構文の解説が詳しく、音声もついていて音読が出来るようになっています。

そんな2つの参考書ですが、特徴にやや差がありますので、自分に合った方を選びましょう。

ソリューションに合う人、勉強すべき人

ソリューションの最大の特徴は、解説がとても詳しいところにあります。

特に文章構造の解説は、ソリューションを購入する価値の一つといってよいでしょう。

短文の文法問題はスラスラできるけれども、長文になった途端、何が何だかわからなくなる方には、特におすすめです。

難易度が高い長文であっても、300ワードほどの文章量で演習ができるため、本格的な長文に入る前段階の学習としてとても効果的。

まずは短文の構造を学んだら、英語長文ソリューションである程度の文章量も読めるようにして、そこから本格的な長文に入るという流れですね。

 

ポラリスに合う人、勉強すべき人

ポラリスについては、口コミにも「解説が雑すぎる」といった声があるように、解説の量自体は、少な目です。

これには理由があって、ポラリスに掲載されていない解説の内容はすでに学んでいなければならないということになります。

例えば、基礎的な英単語や英文法、英文の読解といった部分は、解説を読めば自力で理解できて当然という認識になっています。

長文にあたる前段階のレベルが済んでいる方には、それぞれの目指すゴールに沿って選ぶことで最適な問題集となるということもできるでしょう。

 

ポラリスが扱うテーマは、出題傾向の高いものが多く、今後の入試でも頻出のテーマが多く収録されています。

そのため、共通テスト前の10月ごろからスタートし、入試直前までに取り組むことで、背景知識をインプットできるのも効果的です。

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英語長文ソリューションと英語長文ポラリスはどっちがおすすめ?

一概にどちらがおすすめという事はできず、やはり何を目的に取り組むかという事になるでしょう。

長文を演習する前に、文の構造を徹底的に学びたい方には英語長文ソリューション。

本格的な長文を演習して、その中で文構造を学びたい方には英語長文ポラリス。

 

まずは英語長文ソリューションで土台を固めてから、英語長文ポラリスにステップアップするという流れもおすすめです。

どちらの問題集も問題数はさほど多くないため、1シリーズで完結できるほど、たくさん演習できるわけではありません。

両方の問題集を上手く活用して、演習量を増やし、長文に慣れていくことがとても重要です。

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