【照井式解法カード】無機&理論化学の使い方とレベル!難易度は共通テスト


私は受験生の時に1年間で化学の偏差値を70まで上げ、現役で国公立薬学部、慶応義塾大学に合格したものです!

この記事では「照井式解法カード」について、使い方や使用すべき時期などについて徹底解説していきます。

 

照井式解法カードとは?

・概要:理論化学、有機化学、無機化学の3冊に分かれた参考書

・著者、出版社:照井俊(学研出版)

・レベル、偏差値:日東駒専~MARCH、関関同立(偏差値50~60)

・問題数:少なめ

・重要事項がまとめられた解法カードが付属している。薄くて持ち歩きやすく評価・評判が非常に良い。

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照井式解法カードが必要な人、いらない人はこんな人!

照井式解法カードでは、基礎から標準レベルの問題への対応が可能となります。

受験期の春~夏あたりから本格的に入試対策を行いたいが何から始めればわからない人や、特定の分野に苦手意識がある人におすすめになっています!

理論化学・有機化学・無機化学のうち、苦手分野のみを使用しても全然構いません。

 

一方で、すでに標準問題レベルの参考書を終えてしまっている人やより高いレベルを目指している受験生には少し物足りないと思います。

そんな人たちは、より演習に特化した問題集を使用して、演習量を増やす方が良いでしょう!

また、化学が対応範囲となっているため化学基礎のみしか使用しない人には少し使いづらいです。

このような方は化学基礎のみが範囲となった教材を用いるようにしましょう!

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照井式解法カードは日東駒専~MARCHレベル!

照井式解法カードでは、理論化学の基本的な説明や重要事項から私大難関の入試問題などまで幅広く掲載されています。

そのため、レベルは日東駒専~MARCH程度と言えます。

収録されている問題は初学者には少し難しいため、ある程度の暗記事項、基本事項は定着させたうえで問題演習をしていきましょう!

 

また、早慶レベル志望者においても化学が苦手な人にはおすすめの教材になります。

早慶レベルの入試問題に比べるとやや問題演習の難易度が落ちてしまいますが、化学を苦手としている人は、このレベル帯の問題と解法カードを駆使してまずは暗記事項の定着に努めると良いでしょう。

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照井式解法カードの使い方、勉強法

化学と一括りに言っても、理論化学は無機化学、有機化学と比べて計算問題などの割合が高く、より一つ一つの理論の理解が必要になります。

使い方については、理論化学、無機化学&有機化学と分けて説明していきます!

今回紹介する照井式解法カードの特徴は何といっても付属品の解法カードです!

こちらを有効活用していくために、以下のステップに沿って教材を活用していきましょう!

 

理論化学

①解法カードを軽く読んでみる。

理論化学は高校一年生から入る分野であることから、一度は学校で習ったような内容が多いと思います。

演習したい範囲に対応した範囲の解法カードを軽く読む程度で良いでしょう。

用語の説明が省略されていることもあるため、教科書などを併用して読むとより細かく理解できると思います。

各解法のポイントには特に注目して読むようにしてください!

 

また、受験が近くなり、あまり時間がない人は①のステップは飛ばしてしまっても構いません。

その際は、③の丸つけの際に必ず間違えた箇所の解法カードを読むようにしてください。

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②解法カードを読んだ分野の問題を何も見ないで演習する。

軽く解法カードを読んだ後は、問題演習に入りましょう。

解法カードに書かれた要点を思い出しながら、実際の入試過去問レベルの問題を解いていきます。

分からない問題は印をつけ、飛ばしながらで良いのでまずは各ページ演習をしていきましょう!

これは膨大な量のある受験勉強を効率的に進めるためにとても重要なことになります。

 

③解答、解説を読み、自身の暗記できていない箇所を確認する。

丸つけを通して自身が苦手、理解が甘い項目をピックアップしていきます。

この時、ケアレスミスによる失点なのか、理解ができていないことによる失点なのかをよく考えて丸を付けていきましょう!

これは膨大な量のある受験勉強を効率的に進めるためにとても重要なことになります。

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④①~③を二回連続で正解するまで教材を繰り返す。

理論化学は理解できるまでは、暗記→演習の繰り返しになります。

何周も繰り返し、理論化学をマスターしていきましょう!

また、本教材は問題数がそこまで多くないため、演習量を確保することが少し厳しくなっています。

先ほども挙げた、「基礎問題精講(旺文社)」「実戦化学重要問題集(数研出版)」などを併用するとより高い学習効果が得られます!

①~④までを終えたら、上記の教材を用いて様々な問題に触れ、対応力を強化していきましょう!

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無機化学・有機化学

①解法カードを軽く読んでみる。

無機化学、有機化学は暗記事項が非常に多く、暗記量が点数に直結しやすい分野になっています。

初学者、既にある程度学習を進めている人もまずは付属品の解法カードを使用し、暗記事項が頭に入っているかを確認していきましょう。

こちらも全範囲の暗記をまとめて進める必要はありません。

自身が演習しようと思っている範囲の解法カードのみの暗記を軽く進めてください。

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②解法カードを読んだ分野の問題を何も見ないで演習する。

暗記をある程度進めることができたと思ったら問題演習に入りましょう。

基本的には、わからない箇所は飛ばしてもよいので自分の力で演習を進めてください!

私が受験生の時に、解法カードを見ながら問題を演習し、その正答率から暗記した気になってしまったことが何度もありました...

1週目は、わからない問題、覚えきれていない問題も多いと思いますが、諦めずに進めていきましょう。

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③解答、解説を読み、自身の暗記できていない箇所を確認する。

丸つけを通して暗記がまだ定着していない項目をピックアップしていきます。

この過程は、非常に大切なので、うやむやにせず、細かくチェックしていきましょう。

 

④覚えていない箇所の解法カードを再度熟読する。

丸つけ時に暗記しきれていなかった項目を再度覚えなおしていきましょう。

この時、間違えた問題のみを覚えるのではなく、その関連事項はすべて覚えなおすようにしましょう。

例えば、金属イオンの沈殿の問題を一問間違えた場合、その問題のみを暗記するのでなく、金属イオンの沈殿の項目全体を覚えなおしましょう。

また、解法カードは薄く、持ち歩きしやすいため、通学中や空き時間を利用してひたすら解法カードに触れる時間を増やしていきましょう。

また、暗記はインプット、アウトプットの繰り返しにより定着していきます。

単語帳なども活用し、覚える作業と思い出す作業を取り入れると良いでしょう。

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⑤①~④をひたすらに繰り返す。

無機化学、有機化学の8割は暗記問題として出題されます。

逆に言えば、暗記さえしてしまえば点数の稼ぎどころになるということです。

暗記量は非常に多いですが、頑張って①~④のサイクルを回していきましょう!

 

また化学では、一般的に理論化学の配点が高く設定されている大学が大多数を占めています。

それ故に、対策する順序としては理論化学が最優先になります。

特別苦手な分野がない人は、理論化学から取り組んでいきましょう!

 

現在は照井式解法カードの理論化学は絶版になってしまったようです。

購入するには在庫が残っている本屋の他にブックオフなどの古本屋やメルカリなどのフリマアプリで購入しなければならないため、やや手に入れるのに苦労してしまうかもしれません。

似たようなレベル帯の参考書として、「鎌田の理論化学(旺文社)」「ゼロから劇的!にわかる理論化学の授業(旺文社)」、問題集として、「基礎問題精講(旺文社)」「化学の新標準演習(三省堂)」などが挙げられます。

実際に書店で手に取ったり、ウェブサイトの口コミやレビューを参考にしたりして自分に合ったものを組み合わせて使用するのも良いでしょう。

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