シス単ベーシック(Basic)とシステム英単語のレベルを塾講師が解説します


受験生なら誰もが知っている、システム英単語。

書店に行けば受験コーナーに必ずと言って良いほどありますし、素晴らしい英単語帳であることは疑いがありません。

だからこそ「とりあえずシス単」という感じで、シス単を選んでいる人がとても多いです。

しかしシス単のレベルを把握せずに勉強をしても、志望校合格に必要な単語がカバーできないケースがあります。

英単語帳は「現在の実力と、志望校との差を埋めるもの」を選ぶべきであり、それが必ずしもシス単だとは限らないんです。

ここでは「システム英単語とシステム英単語Basicの、それぞれのレベル」について深く解説していきます。

シスタンでどれくらいの大学まで合格できるのか、一緒に学んでいきましょう!

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システム英単語Basicのレベル、カバー範囲はどれくらい?

シス単ベーシックのレベルは、中学中級英単語~MARCH入門ほど。

1冊でかなり広い英単語をカバーできるので、私自身も受験生の時に勉強しました。

通常のシステム英単語の応用の4章がカットされていて、基礎の1章が追加されているだけなので、内容としては1章分しか違いはありません。

シス単Basicが固まった状態で、日東駒専は8割以上、MARCHでも合格点が取れるようになっていました。

たった1冊でここまでカバーできるのは、いくら大学受験の英単語帳が多いといえど、とても珍しいです。

 

MARCHで確実に合格を狙う、共通テストで9割を狙う、早慶を目指すとなると当然シス単Basicだけでは足りませんが、1冊目としてはとても優秀です。

最初の英単語帳に何を選ぶか迷ったら、シス単Basicを選んでおけば間違いないでしょう。

多くの人がシス単の標準編からスタートするのですが、本当に基礎単語は完ぺきでしょうか。

基礎単語の1章分しか違いはありませんが、この1章が本当に大切なので、ぜひシスタンBasicから取り組んでみてください。

 

多義語の章も用意されていて、こちらでは1つの単語で様々な訳を持っているものを、集中的に覚えられます。

多義語は入試でも超頻出ですから、ここを集中的に覚えられるのは本当に魅力的です。

またシスタンは再重要な訳が赤字になっていて、1語1訳ではなく複数覚えられるようになっていて、こちらもとても効果的です。

 

シスタンベーシックは中学1年生レベルの基礎単語まではカバーされていないので、この辺りから怪しい人は、1冊先に中学生レベルの英単語帳を追加しておきましょう。

私が受験生の時も中学英単語に不安があったので、「中学英単語ターゲット」を勉強しました。

基礎の基礎から土台を固めていくことで、早稲田大学に合格することができたので、皆さんも基礎固めを大切にしてください。

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システム英単語のレベル

ベーシックでない通常のシステム英単語のレベルは、大学受験基礎~早慶入門ほど。

基礎の基礎の単語は収録されていませんが、大学受験における本格的な英単語の基礎は収録されています。

早慶で合格点を確実に狙うにはやや足りない部分もありますが、システム英単語までで早慶をクリアする人も少なくありません。

英単語の面だけでいえば、MARCHは十分、早慶や難関国公立大学でも戦えるレベルまで成長できます。

確実に早慶で合格点を狙う、余裕をもって合格したいという人は、もう1冊追加しておくと無難です。

 

私はシスタンBasic→シスタンと進んだ後に、速読英単語上級編に取り組みました。

シスタンには掲載されていないけれど、早慶では当たり前のように登場する、難関の英単語がたくさん収録されています。

ここまでやりこんで、それでも知らない単語が出てきたら、それは推測することで対応しましょう。

登場する英単語全てを覚えきることなんてできませんから、覚えるラインを決めて、そこまでの単語を絶対にうろ覚えにならないように固めてください。

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シスタンとターゲットの併用はNG?

シス単Basicはターゲット1200と1400。

シスタン標準編はターゲット1400と1900あたりと、かなりかぶりがあります。

有名どころの鉄壁なんかも、シスタンとはかなり被っている部分があります。

これらの英単語帳はレベルが同じくらいなので、当然被っている単語もあるんです。

同じレベルの英単語帳を何冊も勉強しても、重複した勉強になってしまいますから、効率は良くないです。

自分が取り組む英単語帳のレベルを把握し、そのレベルの単語帳は1冊だけと決めて、その1冊を徹底的に固めてください。

何冊も手を出して、どれもうろ覚えになってしまっては、成績は伸びていきません。

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