基礎英文問題精講とポレポレのレベル・難易度を比較。どっちがおすすめ?


ある程度、英語の学習が進む中で、「次の参考書・問題集は何が最適ですか?」という質問を多く受けます。

受験生や学生に対する答えは、参考書や問題集の名前で判断せず内容から判断しましょう、と私は答えています。

この記事では「基礎英文問題精講」と「ポレポレ英文読解プロセス50」(以下、文中はポレポレ)という二つの問題集について、それぞれの特徴と手に取るべき方は誰か、誰に適しているのかなどについて、徹底的に解説していきます。

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基礎英文問題精講とポレポレの違い

私の率直な感想ですが、

・基礎英文問題精講もポレポレもどちらも簡単ではない

・ある程度の基礎学力が無い場合、どちらにも合わない可能性がある

・問題集としてのみではなく、その解説の読み取り、吸収が最も重要

・難関入試までカバーできる

だと感じています。

では、実際にこの問題集を手に取り大学受験のために学習している受験生からの口コミをそれぞれ一部見てみましょう。

①基礎問題英文精講

【問題文は国公私立大学の中堅校を主として多岐にわたっております(80大学+独自問題が10問ほど)。】

【「基礎」を固める上で良文が揃っておりますが「基礎」=「簡単」ということでは決してありませんのでご注意下さい。】

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②ポレポレ

【本書はTOEICや共通テストの英文は澱みなく読める人が対象です。】

【最難関大学に合格をいただいたので自信を持ってオススメできます】

どちらも簡単ではないということがわかります。

実際に目を通すとよくわかりますが、英語の基礎ができていない方が両書で学習を進めたとしても英語力の向上は期待できないと思います。

ですので、初学者向けでは決してありません。

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基礎英文問題精講とポレポレの難易度の比較

基礎英文問題精講に掲載されている問題は、共通テストから国公立大学(標準)を目指す学習者を対象としています。

一方、ポレポレは、難関大学、特に難関私大受験者向けとなっているように感じます。

 

①基礎問題英文精講の難易度

文法編、構文編、文脈編、応用問題編の4編に分かれ、文法~文脈編については、読解・解釈の基礎となる問題が掲載されています。

本書の場合、応用問題編の内容が早稲田大学をはじめとする本試験問題が掲載されているようにある程度の難易度を誇ります。

国公立(標準)レベルであれば、本署で十分対応可能かと思います。

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②ポレポレの難易度

問題の質としては、難関大志望者向けとなっています。

読解のための「読解プロセス」が詳細に述べられていることが本署の最大の売りではありますが、中途半端な読解力あるいは英語力では、この「読解プロセス」に記載されている内容すら理解できないままの消化不良になるかもしれません。

偏差値65から75程度までの方、つまりは難関私大、難関国公立大志望者に最適な問題集となっていると思います。

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基礎英文問題精講に合う人、ポレポレに合う人

どちらも難易度が高めではありますが、高めであるが故、万人向けではないと言うことができるかもしれません。

それぞれ、どのような方に合う(向いている)のか見ていきましょう。

 

①基礎英文問題精講を勉強すべき人

他の問題集などで一通り以上は英語を学んでいる方向けになります。

文法、構文、文脈と3つの編にわかれ、応用問題を読み解くためのステップを超えていく形になっていますが、必ずしも全範囲を詳細にカバーしているわけではありません。

必ず基礎となる英語力の下地はある程度は必要だと思っています。

繰り返しになりますが、本書は共通テストの英語をクリア・ある程度の得点源としたい方、国公立大学(標準)を目指している方向けになると思います。

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②ポレポレを勉強すべき人

ポレポレについては、ある程度の英語力の下地では、結果としてイマイチの印象しか受けないのではないでしょうか。

冒頭に述べた口コミにもありますが、合う人としては、最低限でも共通テストの英文をそれなりに読み解く力のある方だと思います。

別の言い方をするならば、難関私大、難関国公立大学の二次試験対策向けになるでしょう。

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基礎英文問題精講とポレポレはどちらの優先度が高い?

難易度高めの両書を比較してきましたが、ではどちらの優先度が高いのでしょうか。

先ほども述べましたが、主たる対象者が異なるため一概に言うことは難しいですが、優先度からすると「基礎英文問題精講」だと私は思っています。

一通り英語の学習を進めた段階で、基礎英文問題精講を使用することで英文解釈の基礎を固め、その応用問題でしっかりとしたものにする。

その上で、ポレポレを使い難問にチャレンジ・解説を読み解き、さらなるステップアップを図る。

こういった流れで両書をうまく活用することができれば、英語学習の内容・密度が更に増すと私は考えます。

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