新・英文法頻出問題演習(駿台)のレベルと使い方!英頻との違いと評判の差


筆者は一浪で東京都立大学、明治大学などに合格した者です。

この記事では「現代文解釈の基礎」について、徹底的に解説します!

 

新・英文法頻出問題演習とは

・概要:英文法の総合問題集

・著者、出版社:伊藤和夫(駿台文庫)

・レベル:難関私立大学(MARCH・関関同立・早慶)、共通試験

・構成:重要かつ頻出分野の英文法問題とその解説。PART1が文法編、PART2が熟語編の計2冊構成になっている。

・評価及び評判:本書の内容と著者=伊藤和夫氏の口コミでの評判はとても高く、複数のサイトのレビューで平均星4以上を獲得している。

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新・英文法頻出問題演習のレベル

本書の想定するレベルは 主に中堅〜難関私立大学および共通試験となっています。具体的には、日東駒専・MARCH・関関同立の受験生を中心に早慶を目指す場合にも活用することになるでしょう。

取り扱っている問題は決して難しいものではなく、標準的でありながらも受験生がつまずきやすい、入試において頻出となっている分野です。

後ほど詳しく解説しますが、本書はMARCH・関関同立や共通試験を受験する予定の受験生が、文法を一通りインプットした後のアウトプット段階で使用する問題集となります。

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新・英文法頻出問題演習とネクステの違い

英文法の問題集は数多く存在しており、本書と同じ英文法の総合問題集としては、『Next Stage(ネクステ)』も候補に上がるかもしれません。

本書とネクステの違いを解説しておくと、ネクステが選択式であるのに対して、本書は記述式の問題集となっています。記述式には、スペルを正しく書く習慣がつく、より記憶に定着しやすい、当てずっぽうにならないなど、選択式にはないメリットがあります。

 

選択式と記述式ではそれほど差がないように感じるかもしれませんが、学習は日々の積み重ねとなるため、解答形式ひとつとってもこだわっておく方が良いでしょう。特に記述式の試験が課される大学では、スペルミスや読みにくい字による失点が命取りになることもあります。

試験当日だけ丁寧に書こうとしても、緊張や焦りがあるのでそうはいきません。日頃から正しい綴りで読みやすい字を書く習慣をつけておくことも、受験対策のひとつと言えるでしょう。

 

また、本書はネクステよりもやや難易度の高い問題集といえます。英語に苦手意識がある場合や英文法に自信がない時には、本書は必要以上に難しいと感じてしまうかもしれません。その場合にはレベルの低い問題集に取り組み苦手を克服してから、改めて本書に取り組むようにしましょう。

 

それから、これは本書のデメリットになりますが、問題の数はネクステに軍配が上がります。本書はネクステに比べると問題数が少ないため、問題の量をこなすには不向きです。

 

加えて気をつけて欲しいのは、本書では近年の英語の参考書で当たり前になっているCD音源やダウンロード音声を使っての学習ができないことです。加えて本書の発売当時はそれほど重要とされていなかった、発音・アクセント・会話といった分野が網羅されていないという点には注意が必要です。

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新・英文法頻出問題演習の使い方

本書の使い方を解説していきます。まずは問題を解き、その後は解説を読み込むという基本的な流れは、他の参考書と変わりません。

 

本書を使用するのは、一通り体系的な英文法の知識の学習を終えた後に、問題を解くことで学習した知識を定着させ、適切に運用する段階に当たるでしょう。他の参考書でインプットを済ませ、アウトプットを行うために本書を使うと良いと思われます。

 

筆者が受験生に注意して欲しいのは、

問題を解く際には必ず自分の答えに根拠を持たせること

解説を読む時にはなぜ自分の答えが正しいのか(選択式の場合にはなぜ他の選択肢が間違えなのか)を確認すること

理解した内容を他の人に説明し、類似の問題に適用できるようになること

この3点を意識することです。

 

なんとなくで答えるのではなく、「これは〜だから答えは〇〇」と言えるようにならなければ、本当の意味で文法をマスターできたとは言えません。解答に理由をつけて、できれば人に説明できるまでになれば、文法の問題で失点することはなくなるでしょう。

 

大学入試の英語では文法問題に限らず、多くの場面で文法の理解力を問われることになります。特に英作文が課される大学を受験する場合には、誤った文法の使い方をした時点で大きく減点されかねません。様々な場面で問われる文法を正しく理解するために、「問題集を解く際には根拠のある答えを出すこと」を習慣づけてもらいたいと思います。

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